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第3回 ダイキン西表島ボランティアを実施しました

  • 6月19日
  • 読了時間: 5分

ダイキン工業株式会社では社会貢献事業「“空気をはぐくむ森”プロジェクト」を、国内外で実施しています。

西表財団は、2024年4月に、ダイキン工業株式会社、竹富町と3者協定を締結し、西表島の山と海をつなぐ自然生態系と豊かな生物多様性の保全・再生への取組みに支援を受けています。具体的には、世界自然遺産の亜熱帯の森を守る活動としての野生化したヤギ(ノヤギ)の防除に向けた調査、日本最大のマングローブの森を健全に維持する活動として漂着ゴミの回収や影響モニタリング、生物多様性を支える海の森を再生する活動として絶滅の危機にあるウミショウブ採食防止枠の設置等の活動を行っています。

 

先日6月5日(金)から8日(月)まで、ダイキンで働く8名の皆さんが大阪、東京から西表島での3泊4日のボランティア活動にやってきてくれました。天気予報では滞在中すべて雨。熱帯低気圧の発生もあって来沖自体が危ぶまれましたが、雨の合間を縫って、無事に活動を行うことができました。今回はその活動の様子をレポートします。


〇6月5日(金) ~初日~

社員の皆さんが午後の船で大原港から上陸。8名のうち6名の方が初めて西表島を訪れた、とのことで蒸し蒸しとした湿度にも驚かれていました。レンタカーで野生生物保護センターに移動し、内部の展示をご覧になった後、環境省西表自然保護官事務所職員より西表島の動植物等についてのレクチャーを受け、イリオモテヤマネコの推定頭数や世界自然遺産としての価値、今後の課題など、初日から盛りだくさんの講習となりました。



夜は豊原集落の「もーりーとはっちゃん」で食事をしました。初対面も多いメンバーでしたが、ヤシガニ料理など西表島ならではの料理をみんなで味わうと、自然と会話が弾み、打ち解けた雰囲気の中で交流を深めることができました。

〇6月6日(土) ~2日目~

朝から大雨。午前中の予定を変更して西表財団より財団の紹介と、「空気をはぐくむ森プロジェクト」で当財団が行っている取り組みの詳細な説明を受けていただきました。内容はノヤギの食害から亜熱帯の森を守る活動や、ウミショウブを守る活動、そして今回のボランティア活動として参加者の皆さんにもご協力いただくマングローブ林での漂着ごみ撤去活動の3つです。皆さん非常に熱心に話を聞いてくださり、次々と質問が飛び交うなど、西表島の自然や保全活動への高い関心が感じられました。

午後は、野生生物保護センターまで上がる町道の草刈りを行いました。時折、雷の鳴る空模様でしたが、作業中はなんとか雨も降らず、また財団副理事長で農家民宿を営まれている石原さんの協力もあり、草ボーボーだった道が2時間ほどの作業で見違えるようにきれいになりました。

夜は宿泊先の民宿なみ荘さんでタコライスを楽しみました。こちらも石原副理事長お手製、イノシシのミンチと同じくイノシシの燻製、グルクンのから揚げに島トウガラシのペーストとこの日も島ならではのメニューを堪能。なみ荘さんで収穫された旬のパインもデザートに、ボランティアの皆さんも草刈りの疲れが吹き飛んだ様子でした。


〇6月7日(日) ~3日目~

ボランティア活動佳境の3日目は朝からカヤックを使って、船浦湾の漂着ゴミ拾いを行いました。時おりザっと雨の降るあいにくの天気でしたが、逆に暑くなりすぎず、過ごしやすい気温の中での作業でした。マーレ駐車場より2名一組でカヤックに乗り込んで船浦湾へ移動。カヤックに乗るのも初めて、という方もおられ、進む方向が定まらずに到着にかなりの時間を要するチームも。集めたごみをカヤックに載せて海中道路まで運ぶ作業もあったため、実際のゴミ拾いは1時間弱でしたが、トン袋3つ分のごみが集まりました。

海中道路から見たビーチは実施前よりもきれいになりました。

夕方は東部へ戻りつつ、由布島水牛車乗り場で水牛を眺めたり収穫真っ盛りのパイン畑を見学したり。夜はなみ荘さんでバーベキューを行い、それぞれ三日間で感じたことを発表しあいました。「草刈りやゴミ拾いと安易に考えていたら、この気温と湿気の中では思った以上に体力を消耗した」や「まだまだやりたかった!」「もっとできた!」と心強い言葉が飛び交っていました。また、「草刈りという地味な作業がイリオモテヤマネコを守ることになり頑張れた」や海洋ゴミの回収についても「終わりのないことに気づかされ、自分達は何ができのか考えるきっかけになった」と島が抱える課題について体験からくる熱い想いを語ってくれました。

我々受入側としては、あまり細かい役割分担をしなくても、率先して社員みなさん一人一人が自分の出来ることを行動に移して実践されており、大変感心させられました。


〇6月8日(月) ~最終日~

最終日。大原港から朝一番の船で帰られます。出発前は名残惜しさもありましたが、無事に全員で3泊4日の活動を終えることができたことに、何よりも安堵しながらお見送りしました。船が見えなくなるまで手を振り合い、ボランティアの皆さんは西表島を後にしました。

滞在中、天候の影響などにより当初の予定を変更する場面もありましたが、その都度柔軟に対応しながら活動を進めることができました。こうして無事に全日程を終えることができたのは、参加してくださったボランティアの皆さんの高い順応力と前向きな姿勢のおかげです。時には雨に見舞われながらも、西表島の自然と向き合い、保全活動に力を尽くしていただきました。

3泊4日にわたる活動、本当にお疲れさまでした。そして、どうもありがとうございました。また次回、お会いできることを楽しみにしています。


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