【ウミショウブ】海の森を守る
- 西表 財団
- 1月8日
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西表財団では、ダイキン工業株式会社からのご支援を受け、生物多様性を支える海の森(海草藻場)の再生を目指す活動に取り組んでいます。
その取り組みの一環として、2025年9月、干立集落前の海域にウミショウブの採食防止柵を設置しました。
ウミショウブとは、海に生える植物の一種で、コンブやワカメなどの海藻とは異なり、海に生える草「海草」と書きます。
海草は、浅い海の砂や泥に生え、陸の草のように根・くき・葉があり、海の生き物の産卵場所や稚魚の成育場所として海の生物多様性を支えてきました。
また西表島周辺の海、初夏から盛夏にかけての大潮干潮時に白く小さな雄花をたくさん水面に撒き咲かせて、その光景が「かつての」風物詩でした。
「かつての」と書いたのは、10年ほど前から増加しているアオウミガメによる過剰な採食のため、その数が激減しているからです。
ウミショウブが減ると、そこにくらす生きものも減り、海の恩恵を受けている私たちにも様々な影響があります。
そこで冒頭の通り、ウミショウブがアオウミガメに食べられないようにする採食防止柵を、干立集落の前の海に設置しました。
柵は幅30m×30m、高さは海底から3mの大きさです。
浜から見ると小さく見えますが、近くでみるとそこそこの大きさです。
干立集落の前の海もかつては、ウミショウブが森の様に生えていましたが、今は短い葉がまばらに残っているだけです。
年単位の時間がかかってしまうかもしれませんが、採食防止柵の中に、かつてのようなウミショウブの森が復活すると考えています。
柵の中のウミショウブは四半期ごとに、密度や葉の長さ・幅など成長、回復の過程を記録していきます。
今後のウミショウブの保護対策の基礎的な情報になると考えています。
採食防止柵の中の様子は、これからも定期的にお知らせしていきます。
今後ともみなさまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。


















