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知っていますか?西表島の緑を守る大切な活動!

当財団では、環境省や竹富町から委託を受け、特定外来生物「ツルヒヨドリ」の防除作業を行っています。

 

なぜ駆除が必要?

・農業被害

ツルや葉が農作物全体を覆い、日光を遮ることで作物の成長を止め、収穫量が激減してしまう、樹木を枯らすなど被害が懸念されています。これは農家さんの生活を直撃します。牧草地でも、牧草を枯らしたりツルが草地管理の邪魔をしたりしてしまうかもしれません。

・生活・環境被害

生活環境の景観を損なうだけでなく、電柱や電線にも絡みつき、インフラへの影響も懸念されます。

 

大切な地域の自然が失われる危機です。

このまま放っておくと、西表島の豊かな自然や私たちの生活環境が大きく損なわれてしまいます。

 

私たちが行っていること

主に以下の作業を進めています。

・ツルヒヨドリの発見と特定

・絡みついたツル、茎、葉や土中の根を掘り起こして、手作業で除去

・駆除したツルヒヨドリの適切な処理(再繁茂を防ぐため)

 

☆丁寧に取り除いたと思っていても、しばらくするとスルスルと再びツルヒヨドリが成長してくるので、一度生育が発見された場所は定期的に点検防除する必要があります。

☆今年度、新たな視点として、生育が確認された場所に防草シートを敷いて日光を遮断して、ツルヒヨドリの生育を防ぐ試みを実施しています。

これによって定期点検の労力を減らして、別の場所の点検・確認・防除に力を注ぐことができるのではないかと考えています。

 

みなさんへお願い

地域の方々からのご理解とご協力が、この活動の成功に不可欠です。作業中にご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

また、今の時期はツルヒヨドリが白い小さな花咲かせ、綿毛のついた種を飛ばすため、繁殖の広がりを抑えるためにも、この時期の除去作業がとても重要になります。できるだけたくさんの目が必要です。もしお気づきの点がありましたら、どうぞ遠慮なくお知らせいただけますと幸いです。小さな情報でも、早めの対応につながり、大きな広がりを防ぐ大切な一歩になります。

 

ツルヒヨドリは「特定外来生物」であり、むやみに除去しようとすると、

かえって種子や茎の断片が広がり、被害を拡大させる危険性があります。

【見つけても触らずに!】

ご自身で駆除しようとせず、発見された場合は西表野生生物保護センター、竹富町自然観光課、または私たち西表財団にご連絡ください。


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